診療のご案内

院内設備について

超音波検査(エコー)

超音波検査は苦痛なく内蔵の病気を発見できる優れた検査です。
泌尿器科では主に、腎臓や膀胱、男性はさらに前立腺を観察します。前立腺の大きさを測定することで肥大の程度がわかります。また、結石や腫瘍がないかを観察したり、排尿後に尿が膀胱に残っていないかを確認したりします(残尿測定)。

膀胱カメラ

他の検査の結果、膀胱内に腫瘍が疑われる場合に行い、膀胱の中を直接観察します。当院の膀胱カメラは 5mm程度の細さで柔らかいため、できるだけ検査中の苦痛を減らすことができます。
先端は自由に曲がるため、膀胱の中のすべての範囲を観察することができます。
検査の方法は、外来の処置室で寝た状態で、尿道よりカメラを膀胱内に挿入して膀胱内を観察します。数分程度で終了します。

尿流量測定

尿の勢いや量、排尿に要する時間を測定できます。
尿流測定は排尿障害を診断する重要な検査の一つです。
本クリニックでは、普段と同じような環境で検査ができるように、TOTO製「尿流量測定装置フロースカイ」を導入しました。
以前はバケツのようなところに排尿して検査をしていましたが、この器械は普段のトイレと同じような構造であるため、精神的負担も少なく、自然な排尿状態での測定が期待できます。

膀胱磁気刺激装置

2013年に厚生労働省の承認を受けた、尿もれや頻尿、過活動膀胱の患者さんへの新たな治療法です。磁気を用いて、骨盤の底の神経を刺激し、尿を我慢する骨盤の筋肉を刺激できます。治療中は骨盤の筋肉が刺激されるのを感じることができます。お薬だけではなかなか治すことの難しい患者さんにお薬と併用しながら治療ができます。
1回の治療時間は20~25分で、着衣のまま、座った状態で治療ができます。
刺激の感じ方には個人差があります。「我慢できる上限」の強さで刺激を行います。

血液検査

一部の血液検査は院内で結果がすぐにわかります。
炎症の程度あらわす白血球数やCRP、貧血の程度示すヘモグロビン値やヘマトクリット値は、採血後わずか6分で結果がわかります。糖尿病の指標であるHbA1cも6分で完了します。
さらに、腎臓の機能を示すクレアチニン値も即時結果がわかり、救急対応が必要な状態かをその場で判断することができます。

精液検査装置

精液中の精子を自動で分析する装置で、男性不妊症の原因を調べるときなどに使用します。精子の濃度や数、運動率、正常形態率、直進性などを自動で計測することができます。また、精子の動きをモニタ上で、実際に患者さんに見ていただくことができます。
(予約制・自費診療になりますので、まずはお問い合わせください。)

血管年齢検査

血管の硬さ(CABI)や血管の詰まりの程度(ABI)を検査し、血管年齢計測します。わかりやすくレポートされた結果をお渡しします。とくにCABIは通常の血圧測定だけではわからない動脈硬化の指標として注目されています。動脈硬化を早期発見し治療することで、生活習慣病からの生じる重大な病気を予防することができます。
横になって頂いて両腕と両足の血圧を測定することで、自動的に機械が血管年齢を計算します。

レントゲン装置

胸部のレントゲンでは肺炎や肺の腫瘍の診断、心臓が肥大していないかなどを診断します。
腹部のレントゲンでは、腸の状態や腎臓や尿管の結石などがわかります。
当院ではレントゲン画像はデジタル処理を行うことで、モニタ上でレントゲン画像を確認します。デジタルですので、画像の拡大や濃度の調節が簡単にでき、診断の精度があがります。

心電図検査

検診や胸部の症状の検査等に使用し、不整脈や狭心症の診断などを行います。

AED

患者さんの急変にも対応できるようPHILIPS社製のAEDを常備しています。