泌尿器科の病気

神経因性膀胱

排尿をコントロールしている神経や筋肉がダメージを受けて排尿運動がスムーズにできない状態です。
原因としてはさまざまな原因がありますが、一度ダメージを受けてしまった神経や筋肉を元通りの機能にするのはなかなか難しいので、それ以上悪くならないこと、少しでも機能を改善させることを目指します。

症状
  • 尿意をあまり感じない
  • 尿が思うようにだせない

などが代表的な症状です。
おしっこに行く回数が多くなる場合もあります。

検査

尿検査、超音波による残尿測定検査が中心となります。

治療

内服薬、自己導尿による治療が中心です。

排尿がスムーズにできず残尿がある状態が続くと膀胱の神経、筋肉はますます傷んでしまいます。残尿を減らすことを目標に治療を行います。
内服薬によって残尿が思うように減らせない場合は自己導尿をおこなっていただく場合があります。
自己導尿とは排尿したあとにご自身で尿道にカテーテルを挿入していただき、残尿をすべて出しきっていただく治療です。排尿するたび毎回自己導尿を行っていただく必要はなく、ひとそれぞれ適した回数で自己導尿を行っていただきます。